着る住む食べるのブログ

タイトルの通り、衣食住に関わる事をアップしていきます。特にインテリアとアパレルは仕事として経験ありますので、よりリアルな情報をお届けするつもりです。食は趣味程度に(^-^)

家具の正しい選び方 ~お店選び編~

こんばんわ。

 

 あなたはインテリアショップをどうやって選ぶ予定ですか?
 
今回は「お店の選び方」
選んだお店次第でインテリアの良し悪しの「8割」が決まります。
 

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とは言え、数多あるお店の中から選ぶのは、結構至難の技です。
経験された方はわかると思いますが、インテリアを選ぶのはどの買物よりも疲れます。
前回お伝えした通り、普通に暮らしてたらインテリアへの経験値が少ないので
何をどう見たら良いか慣れてないから。
そして、インテリアショップは店舗面積が広いので歩き疲れることも理由の1つです。
 
『疲れるから出来れば早く店を確定したい。でも、最高のプランニングにしたい』
 
誰もが失敗したくないので、そう願うところでしょう。
そこで私がオススメする店の選び方です。順番通りにやるのがベストです!
 
1:ライフスタイルの確認
2:リサーチ
3:店巡りとスタッフ選び
 
 
 
1:ライフスタイルの確認

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これは前回伝えた通り、
単身の方であれば、これからの自分の仕事やプライベートで
どう自宅と関わっていきたいかを、家族であればそれを全員で話し合って下さい。
出来るだけ具体的に
 
例えば、ある一家のリビングダイニング。
 
平日は家族揃ってダイニングで食事。
その後リビングに移ってみんなでテレビを見る。
食事中はテレビは見ずに会話をしたい。
だから、ダイニングからテレビは見れなくても良い。
みんな映画が好きだからテレビの他にプロジェクターを考えよう。
スピーカーはお父さんがこだわりたいようだ。
オーディオの配置とサイズを確認しなければ。
リビングではソファに座る以外に床でも寝転がりたいかな。
だからリビングテーブルは小さめで良いか、ちょっと飲み物が置ければ。
あっ、でもリビングに一人用の大き目のチェアが欲しい。

昔から憧れだったから・・・。

 
時にダイニングで、お母さんと話をしながら、子供も一緒に宿題したりするかも。
そのテーブルではみんなでお茶しながら話をする場にしたい。
みんなでボードゲームとかやりたいな。
また、お母さんはそこに座ってパソコンしたり料理本を開いたり。
趣味のビーズアクセを作るスペースも欲しい。
昼は友達呼んで、最近はまってるシングルコーヒーを挽いてカッピングなんかしたりも。
家に人を呼んでもてなすのが好きなのでテーブルは6人用かな。

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…どうですか?
住み始めてからの家族の動線が何となく浮き出てきませんか?
そして、家族のやりたい事に合わせてどれくらいの大きさのテーブルが必要かわかり、近くにあったら便利な棚や収納の検討が出てきます。
ダイニングテーブルで宿題もやりそうならテーブルの上の照明の明るさも考えたり、
リビングの床で寝転がるならラグの大きさとクッション性も考えなければいけません。
 
こうして、これくらい細かく事前に起こり得ることを予想しておけば、
理想に近い暮らしで新生活をスタート出来ます。
 
この確認を充分に行うことで失敗を避け、満足度は高められます。
逆に言うと、確認不足は失敗の確率を高めるほどの重要な準備です。
是非、時間をかけてじっくりと洗い出して下さい。
洗い出した点は携帯かメモ帳に残してあとで見られるようにしておきましょう。
 
2:リサーチ

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ライフスタイルを確認出来ましたら、
それに見合う店があるかどうかをリサーチします。
どういうインテリアショップがあるのかということは、
引っ越しという話が持ち上がってから、何気なく見たりしてると思います。
ただリサーチという観点ではないので、
このようにライフスタイルを確認した後では見方が変わるはずです。
 
リサーチ方法は、雑誌やwebで良いです。
あとは、友達の家や体験談も貴重な情報となるでしょう。
いずれにせよ、重要なのは予習したライフスタイルに見合う店かどうかです。
 
リサーチするに優先すべきは
1点1点の商品のデザインよりも
お店の雰囲気を気にして見分けていきましょう。
モダン、シンプル、ナチュラル、ビンテージ、北欧などなど・・・
まずその中の好きなテイストを絞ってから初めて商品を見たほうが
全体がまとまりやすくなります。
 

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なぜかと言うと…
 
ある1つのチェアが気に入ったとします。
当然、自然とそのチェアを中心にインテリアを組み立てることとなるでしょう。
好きなチェアのデザインが強ければ強いほどチェア中心のインテリアに、
いわゆる巨匠のデザイナーによるものはその傾向となります。
 一目惚れする家具というのは、大概はデザインが強く、
インテリア全体のバランスを考えることは二の次になりがちです。
 
だから、そういうデザイナーのものはダメとは言いません。
私も大好きです。
インテリアが好きになったきっかけはそこにありましたから。
 
けれども再三言いますが、
大切なのは考えたライフスタイルに合ったインテリアかどうかです。
もしその一目惚れしたチェアを置くなら、入れ込んだプランを考え直しましょう。
好きなら好きを通して、そのチェアの世界観に合ったプランニングをしましょう。
決して再プランせずに店に行くことが無いように…。
店に行けば全体のバランスなど考えれずにあれもこれも部屋に入れたくなりますから。
  
しかし、プロのスタッフはその希望を極力近付ける提案をしてくれるはずです。
自分のプランに優先順位をしっかり明確にしておいて、
それをきちんと伝えれば上手くまとめてくれます。
 
また、店を選ぶ際には、
1店舗に絞らずに複数店を候補にしておきましょう。
商品のデザインや機能、店内の画像、ホームページなど
全体の雰囲気が好みかどうかを最重要に考えた店選びをして下さい。
web上での口コミもある程度参考にしてみても良いと思いますが、
とかく熱心に見ることもないです。受け止め方は人それぞれですので。
ざっくりと大まかな雰囲気を意識して下さい。
 
 
 
3:店巡りとスタッフ選び
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店を選んだら、いよいよ店に行く段階です。
 
候補の店を巡る前に、
図面を忘れないように…。
しかも、家具を入れようとしている部屋の数字がちゃんと入ってるものです。
そして、たっぷりと時間を作って向かいましょう。
 
初回の訪問では、どのくらいの規模のプランかによりますが、
購入までは至らないと思います。
初回はまず見積もりをもらう事を目標にする事をお勧めします。
トータルプランになれば他社との比較は必須ですので、
レイアウトと見積もりをセットでデータか資料で必ずもらって下さい。
 
そして、実際に店を訪れると
Webや雑誌で見た雰囲気と当然ギャップも出てくるでしょう。
そこで、店内を回って感覚的に違うと思ったら、
そこに多くの時間はかけなくて良いです。
と言いますのは、
ライフスタイルの確認とリサーチをしっかりしていれば、
自分の理想とするインテリアの形がイメージできているからです。
ですので、そのファーストインプレッションは大事にして、
違ったら次の店へ行くように割り切りましょう。
洋服やインテリアに共通する事ですが、
これらは第一印象の見た目が、本人の満足度や他者からの評価に絶大に影響してきます。
ですので、このファーストインプレッションは大事にして下さい。
 
 
良い店に出会う事と同じくして
とても大事なのが良いスタッフと出会えるかどうかです。
 
理想の店が見つかっても、残念ながらスタッフのレベルには個人差があります。
全てのスタッフレベルを揃える事が店側の責任なのですが、
お店には入社して間もない新人から
何年もインテリア業界を渡り歩いてきたベテランもいるのが現状です。
もちろん、年数だけ重ねれば良いわけではありません。
その人がどんな経験を経て店頭に立っているかですので、
そこの見極めが必要になってきます。
 
言ってしまえば、店としてはそこそこでも、
その店に良いスタッフがいれば信頼すべき良い店となり得ます。
結局は人次第なんですね。
 

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あと、スタッフの経験値ですが、
インテリア業界に長年いたからといって良いスタッフとは限りません。
私の見解としては、
ずっとインテリア業界に在籍している、
更に言うと同じ会社に長年在籍し続けていると
往々にしてパターン化された提案が見かけられました。
型にはまった提案とでも言いましょうか。面白味が無いのです。
お客様にとってそれが良い場合もあるでしょう。
そのお客様を考えて導いたプランであると認識していれば。
 
様々なインテリアが好まれる現在では
スタッフには幅広い提案力があるにこしたことはありません。
ですので、
例えば設計事務所や不動産業界など物件を扱っていた経験があれば、
家の特性を活かした提案が出来るでしょうし、リフォーム会社で勤めていたら内装からの提案も可能です。
あとアパレル業界も色合わせや全体のバランスをとることが得意だったりします。
実際、私も含めインテリアとアパレル業界は人の行き来が多いです。
 
 そんなこと言っても、スタッフの見た目だけでは判断つきませんよね。
なので、見極め方は「まず提案してもらう」ことです。
そして、スタッフとしっかりコミュニケーションを取ることです。
 
スタッフのレベルは様々です。
同じくして、スタッフの性格も様々です。
まずは提案してもらって、
その内容が好みに合うのか
その内容の勧め方が自分の性格に合うのか
(アグレッシブな提案タイプやゆっくり論理的タイプなど)、
そしてそのスタッフは信頼できるかを判断してください。
提案の内容は、事前に考えたライフスタイルに則したものかどうかを、
勧め方は、こちらの性格を鑑みて気持ち良く打ち合わせが出来るかを。
 
インテリアを揃える目的は、買って満足することではありません。
揃えたインテリアで長年に渡り心地良く過ごす為です。
 
時間を割いて打ち合わせを何度も重ねて、納期を指折り数えて待ち、
納品を迎え生活が始まる。そして、そのインテリアで何年も過ごす。
何年も使うからこそ買う際には「信頼」が必要になります。
話にしっかり耳を傾けているか、お願いしたことに真摯に対応してるか
約束を守ってくれているか、いろんな点で信頼が出来るか判断してください。
 
恐らく、一つの店で複数人の提案は受けれないでしょう。
なので色んなお店で依頼して下さい。
どうしてもこの店で!といった場合は、
最初に店のマネージャーに相談しましょう。
マネージャーはスタッフの個々の性格や提案の幅を熟知しているはずです。

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 私の経験上、インテリアの「8割」が以上の3点で決まります。
 では、残り「2割」は何かと言いますと、
ずばり「運と根気」です。
良いお店と良いスタッフに出会える「運」、
すぐに出会えなくても絶対に満足いくインテリアにするんだ!
という「根気」です。
引っ越し日が決まっていて、
入居と同時に全てのインテリアが完成しなければならないわけではありません。
むしろ、少しずつ楽しみながら完成させていったほうが
最終的には良いインテリアになると思います。一気に無理に揃えても後悔しますから。
 
という事で、
  前回の続編をお送りしました。
前回、タイトルを「正しい家具の選び方」としていざ書いてみると
書きたいことが全く収まらない…。
なので今回サブタイトル付けて再公開しました。
内容が内容ですので当たり前でしたね、
ブログ素人なのでお許し下さい。
 
インテリアを検討している方達に何か役に立てれば幸いです。